請福酒造の二階にある「請福泡盛博物館」の一角に誕生した「漢那蒸留所」はとても小さな泡盛の蒸留所。泡盛つくりの原点に回帰し、一貫して完全手造りの泡盛に挑戦しています。
機械を一切使わない泡盛造りはすべて手作業。一度に六十キロの米を木桶で洗う「洗米」から始まります。
「米蒸し」は、竈で薪を炊き湯を沸かし、木樽の蒸気を使い、一度に蒸籠にお米を入れるのではなく、米が蒸れた分だけ少しづつ米を足していき、米を幾重にも重ね合わせ、手間をかけ蒸上げます。
「麹造り」は一晩中寝ずの番。一時間ごとに麹の温度をみて、温度が高ければ、麹箱の麹を小分けにして下げ、低ければ、薬缶で湯を沸かし室温を上げて調整します。
麹のご機嫌を伺いながら一晩中この作業を繰り返す、この工程は睡眠不足になりながら、赤ちゃんにミルクを与え、オシメを代える子育てに似ています。
また、麹の発する熱と温度で、最高時には40度近くなる麹室での作業は冬でも一分もいれば滝のような汗が噴出してくる重労働なのです。こうして造った麹の酒母(しゅぼ)と仕込水を加え、甕で2〜3週間かけてモロミを造ります。
この作業も外気温が低ければ、順調な発酵ができないため発酵がなかなか進まず、ハラハラと心配し、逆に高くなれば、甕に沈めてある蛇管に水を通し温度を下げてるなど調整に目が離せません。
こうして造ったモロミを最後に、手造りの小さな小さな木樽に直火釜式蒸留器で滴を集めて蒸留。
竹管からたらりたらり、ゆっくりゆっくりと垂でる酒は、まるで我が子の誕生と重なり、一滴一滴が愛しくてたまりません。こうして出来上がる1升瓶で20本程度という贅沢さ。
おそらく日本で一番小さいであろう蒸留所「漢那蒸留所」で、手間をかけ、思いを込めて造られた泡盛をぜひお楽しみ下さい。
|
|
「漢那蒸留所 泡盛造り」の風景 〜「サキタリヤーおかみのごちそう泡盛」はこのように造られています。〜
|

「漢那蒸留所」
漢那蒸留所の作業場。
薪の炎が懐かしさと温かさを感じさせてくれます。蒸留所の中はすごい熱気。夏場、この中で作業するのは、本当に大変なんだろうなと思う蒸留所内。
|
「サキタリヤー おかみさん」
漢那蒸留所おかみさん。
蒸留所内には見たことのない道具などがたくさん。どんな泡盛になるか、どのように泡盛を造るのかとても興味深々で見守る泡盛屋スタッフ。。おかみの愛情を込めた、泡盛造りが今から始まります。
|
「泡盛の原料 お米」
まずはこのお米を約20時間侵漬することから始まります。前回の仕込みで使用したシー汁を加えて侵漬することによりお米の醗酵を促し、蒸米が柔らかくなり麹菌が付着しやするとのこと。「より麹菌がよく育つようにする先人の工夫」だと「シー汁につけることで香りや旨みが増すという研究成果も」とおかみさんは説明してくれました。
|
「お米を蒸す作業」
お米をすこしづつこしきに入れ、均一の硬さに蒸しあげるため、エークを使いながら上下かき混ぜまる。すごい熱気の中、かき混ぜるのは、とても大変そう。
|

「麹もみ」
蒸しあがったお米を台の上に広げ、へらで切り替えしながら43度の人肌の温度になったところで、黒麹菌を5gほどまき、麹が良く育つよう力を込めてお米にもみ込んでいく。これだけの量のお米を手作業でもみこむのも一苦労。
|
「寝ずの番 麹造り」
徹夜で行われる麹造り。黒麹を育てていくには湿度38〜36度に保たなければいけません。機械類を一切使わないので、徹夜で麹の面倒。その時の気候に合わせ、麹が死滅しないように麹箱の入れ替えを。気が遠くなるような大変な作業。でもそれが美味しさの秘密。愛情タップリ。
|

「出来上がった麹」
寝ずの番で出来上がった麹。
ちゃんと麹はできたのだろうかと、麹室に入る前はドキドキするそうです。「良い麹が出来れば気分も最高に気持ちいい〜」と。
|
「仕込み」
出来上がった麹を、麹・酒母・仕込み水で大きな甕に仕込む。仕込水はおかみの秘密の湧き水を使用しているとか。昔ながらの甕で仕込、もろみをじっくり熟成。
|
「攪拌」
もろみを熟成させている間は、毎日朝晩、温度管理と攪拌をおこないもろみを大事に見守るそうです。季節によっても熟成させる期間が異なり夏場は2週間、冬場は3週間ほど。
|
「蒸留の説明を受ける管理人」
おかみさんの説明を聞きながら、蒸留の様子を眺める泡盛屋HP管理人:しまんちゅ〜の後姿。おかみさんの説明とてもわかりやすく、面白く、熱意が伝わります。
|
「いよいよ蒸留」
竈に薪を入れ、火を熾し、いよいよ蒸留。こだわりの古式手造り、おかみの愛情のこもった泡盛が生まれる瞬間。「子供の誕生のように、ハラハラと待ち遠しく・」。
|
「蒸留器と甕」
古式直火かまど蒸留器に薪をくべ火を熾す。据え付けられた銅製なベにもろみを汲みだし古式木製蒸留器を銅鍋の上に固定。 火加減を見ながら、時折、鍋底が焦げ付かないよう横穴から竹の棒をいれ鍋底を攪拌し、お酒のでてくるのを今か今かと・・。お米のいい香りが漂う瞬間でした。
|
「初垂れ」
竹管のさきから、少しづつ落ちてくるのが出来立ての泡盛。「サキタリヤーおかみのごちそう泡盛」が誕生する瞬間。生まれたての泡盛は花酒とよばれ、60度を超える度数。人肌のように温かく、濃厚な旨さと甘み。60度の度数の高さを感じさせず、お米の美味さが口の中に広がります。絶品。
|
「甕にたまっていく泡盛」
一滴、一滴、落ちていく泡盛。
ゆっくりと時間をかけ、甕にたまっていきます。約60kgのお米を使って、出来上がるお酒はわずか1升瓶20本程度。とても貴重
|
「究極の手造り泡盛」
おかみの愛情、造り手達の汗、漢那蒸留所みんなの思いが詰まって出来あがった昔づくり、完全手造りの「サキタリヤーおかみのごちそう泡盛」。おかみの愛情のこもった泡盛を、ぜひ味わいくださいませ。
|

「おかみ2人」
漢那蒸留所おかみと泡盛屋おかみのツーショット。おかみ同士、いろいろな話題に花咲いていました。泡盛屋おかみ一言「泡盛を含め、色々な事でとても勉強になりました。」と。
|
「おかみさん」
漢那蒸留所のおかみさん。
たくさんの話を聞かせていただきました。昔の話から今の泡盛造りの話などいろいろと泡盛について、泡盛以外の事についても。これだけ泡盛の事を詳しく楽しく説明して頂いたのは、初めてで、とても勉強になりました。
本当にありがとうございました。
|
|